【2025年12月最新版】Microsoft認定試験まとめ

ーあなたのキャリアに必要な資格が見つかるー

1. はじめに

今回はMicrosoft認定資格について現在(2025年12月)の最新情報をまとめてみました。
Microsoftの資格は多種多様であり、Hot技術である「AI」についても用意されております。
本記事を読んでMicrosoftの資格を通じたキャリア形成の参考になれば幸いです。

2. 資格の仕組み

Microsoft認定試験は「自宅(オンライン監督あり)」または「試験センター」で受験できます。
解説講座や対策本も豊富で、試験も「日本語」対応しております。
※開設されて間もない認定試験については、「日本語」対応までしばらくかかります。

① 難易度について

  • Fundamentals(初級:★)
    まずはここから!
    試験は45分、35~50問(合格点は7割)。有効期限は”無期限”。受験料は¥13,398(税込)

  • Associate(中級:★★)
    ★の合格者や実務経験者向け!
    試験は100分、40~60問(合格点は7割)。有効期限は”1年間”。受験料は¥22,330(税込)

  • Expert(上級:★★★)
    認定条件として、下位資格(★★)が必要!
    (例:AZ-305を合格しても、AZ-104を合格していないとMicrosoftからの認定はされない)
    試験は100~120分、40~60問(合格点は7割)。有効期限は”1年間”。受験料は¥22,330(税込)

  • Specialty(専門:★★)
    特定の技術領域(SAP, VDI, Cosmos DB, GitHub)!
    試験は100分、40~60問(合格点は7割)。有効期限は”1年間”。受験料は¥22,330(税込)

※受験料は為替レートの影響を受けるため、日本円価格は変動します

② 有効期限の更新について

Associate(★★)以上の資格は基本的に有効期限があります(1年間)
有効期限の6か月前になると、更新試験が「自宅」&「無料」&「回数制限なし」で受験できます。
問題数も本試験の半分(20~30問)となり、内容も「新機能」や「変更点」を中心に出題されます。
有効期限を過ぎてしまうと資格は失効されてしまいますが、早めに受験しても「元の期限」から1年間延長されます。

3. 各認定資格の特徴

Microsoft認定資格を「ロールベース(職務役割別)」でまとめております。
ご自身のキャリアと照らし合わせて、どのような資格があるのかご参照ください。
※「MOS」や「教育系」については記載しておりません

① Windows Server ハイブリッド エンジニア

オンプレミスと Azure を連携させた ハイブリッド環境を設計・運用できる能力 を証明します。
資格認定には「AZ-800」「AZ-801」両試験の合格が必須です。

  • AZ-800(★★) AD・Entra ID 連携、Windows Server 基盤管理、ストレージ/VM 運用など、ハイブリッド環境を構成するために必要な基盤インフラ全体を理解する知識が問われます

  • AZ-801(★★) セキュリティ、バックアップ/DR、高可用性、Azure 移行など、企業システムを安全かつ継続的に運用するための高度なハイブリッド管理知識が問われます

② インフラ エンジニア

Azure のクラウドインフラを 構築・管理・設計できる能力 を証明します。

  • AZ-900(★)クラウド概念、Azure サービス全体像、セキュリティ/料金モデルなど、Azure を適切に活用するためのクラウド基礎知識が問われます

  • AZ-104(★★):Azure VM、仮想ネットワーク、ストレージ、Entra ID(ID 管理)など、実際の運用管理に直結する技術に関する知識が問われます。

  • AZ-305(★★★) 

    要件整理、サービス選定、セキュリティ/信頼性設計など、Azure 全体のアーキテクチャを最適化して設計できる高度なクラウド設計知識が問われます
    ※認定にはAZ-305の合格に加え、「AZ-104」のAssociate資格の保有が必須です。

③ ネットワーク エンジニア

オンプレミスと Azure を安全かつ最適に接続する ネットワーク設計能力 を証明します。

  • AZ-700(★★) 

    VPN・ExpressRoute・Firewall・AGW など、Azure とオンプレを安全かつ最適に接続するためのハイブリッドネットワーク設計知識が問われます

④ 開発・DevOps エンジニア

Azure アプリ開発および CI/CD による クラウド開発基盤の構築能力 を証明します。

  • AZ-204(★★)App Service・Functions・Cosmos DB など、クラウドネイティブなアプリを実装・接続・デプロイするための開発知識が問われます

  • AZ-400(★★★) CI/CD 設計、IaC、自動化、監視統合など、高品質なクラウド開発体制を継続的に実現するための DevOps エンドツーエンド知識が問われます
    ※認定にはAZ-400の合格に加え、「AZ-104」「AZ-204」いずれか一つのAssociate資格の保有が必須です。

⑤ 専門技術 エンジニア

SAP や AVD など特定ワークロードに特化した 高度な専門運用能力 を証明します。

  • AZ-120(★★)SAP の構成・移行・運用設計など、SAP ワークロードを Azure で安定稼働させるための専門的なインフラ・アプリ連携知識が問われます

  • AZ-140(★★) AVD の設計・展開・最適化など、スケーラブルで操作性の高い仮想デスクトップ環境を構築する知識が問われます

  • DP-420(★★) データモデリング、インデックス戦略、スケーリングなど、Cosmos DB の高性能アプリを設計・運用するための NoSQL アーキテクチャ知識が問われます

⑥ セキュリティ エンジニア

ID・データ・インフラを多層防御で保護する クラウドセキュリティ設計・運用能力 を証明します。

  • SC-900(★) セキュリティ/コンプライアンス/ID の基礎など、Microsoft クラウドセキュリティの全体像を把握するための基本知識が問われます

  • SC-300(★★) ID ライフサイクル、認証/認可、ゼロトラスト設計など、安全なアクセス管理を構築するための Entra ID 運用知識が問われます

  • SC-200(★★) Defender/Sentinel を用いたログ分析、脅威検知、インシデント対応など、サイバー攻撃に迅速対応するためのセキュリティ運用知識が問われます

  • AZ-500(★★) ネットワーク/アプリ/ストレージ/ID への対策など、Azure 環境全体のリスクを多層的に防御するセキュリティ実装知識が問われます

  • SC-100(★★★) 

    セキュリティ戦略、ゼロトラスト、全社アーキテクチャ設計など、企業レベルのサイバーセキュリティを統括するアーキテクト知識が問われます
    ※認定にはSC-100の合格に加え、「SC-300」「SC-200」「AZ-500」いずれか一つのAssociate資格の保有が必須です。

⑦ Microsoft 365 エンジニア

ユーザー管理・Teams・デバイス管理など、企業コラボ基盤を運用する Microsoft 365 管理能力 を証明します。

  • MS-900(★) 

    M365 サービス、ライセンス、セキュリティ概念など、クラウド型ワークスタイルの基礎知識が問われます※2026年3月31日に廃止予定の試験です。

  • AB-900(★)M365×AI の構成、セキュリティ、AI ガバナンスなど、Copilot を安全に導入・活用するための AI/M365 基礎知識が問われます
    現在はベータ版という位置づけであり受験可能言語は「英語のみ」となります。

  • MS-700(★★) Teams の展開、認証、会議/通話、トラブル対応など、Teamsで企業のコラボレーション基盤を運用する管理知識が問われます

  • MS-721(★★) 外線通話、デバイス管理、音声/会議設計など、大規模コミュニケーション基盤を構築する高度な運用知識が問われます
  • SC-401(★★)機密データの分類、保持ポリシー、DLP など、M365 でデータ漏えいを防ぐためのガバナンス知識が問われます

  • MD-102(★★) デバイス展開、構成、セキュリティポリシーなど、Intune で社内デバイスを一元管理するための知識が問われます

  • MS-102(★★★) ID・セキュリティ・ガバナンス・運用設計など、Microsoft 365 全体の統合管理基盤を設計する知識が問われます
    ※認定にはMS-102の合格に加え、「MS-700」「SC-401」「SC-300」「MD-102」いずれか一つのAssociate資格の保有が必須です。

⑧ データベース エンジニア・データ エンジニア

Azure データサービスや Fabric を活用してデータ基盤を構築する データ設計・分析能力 を証明します。

  • DP-900(★) データ構造、分析手法、Azure データサービスなど、データを扱う上で必須となる基礎概念と技術の知識が問われます

  • DP-700(★★) FETL・パイプライン・モデリングなど、Fabric を使ったデータ基盤を設計し効率的に分析できる環境を構築する知識が問われます

  • DP-600(★★)DWH/レイクハウス構築、モデル最適化など、Fabric を使った企業向けデータ分析基盤を実装する知識が問われます

  • DP-300(★★)SQL DB の構成、バックアップ、性能チューニングなど、Azure SQL を高可用かつ高性能に維持する運用知識が問われます

  • PL-300(★★)Power BI のモデル設計、DAX、可視化など、データを理解し意思決定に活かすための分析・レポート知識が問われます

⑨ AI エンジニア系

AI 実装からモデル運用、AI 戦略立案までを担う AI ソリューション設計能力 を証明します。

  • AI-900(★) AI/ML の基本、モデルの種類、AI 活用例など、AI を正しく理解し業務に応用するための基礎知識が問われます

  • AI-102(★★)Azure AI の実装、LLM 連携、AI アプリ設計など、AI 機能をクラウドアプリとして構築するための開発知識が問われます

  • DP-100(★★) データ前処理、モデル学習、ML運用など、機械学習プロジェクトを設計からデプロイまで遂行する知識が問われます

最新資格(※以下3個の資格は現在ベータ版という位置づけであり受験可能言語は「英語のみ」となります。)

  • AB-730(★) 業務課題分析、AI ユースケース定義、価値測定など、AI 導入に向けてビジネス側が理解すべき戦略知識が問われます

  • AB-731(★) AI 導入戦略、組織変革、リスク管理など、組織全体で AI を推進するリーダーシップ知識が問われます

  • AB-100(★★★) 自律型 AI の要件定義、統合設計、データ接続など、高度なエージェントAIソリューションを設計する専門知識が問われます
    ※認定にはAB-100の合格に加え、「MB-820」「MB-800」「MB-500」「MB-330」「MB-310」「MB-280」「MB-240」「MB-230」「PL-500」「PL-400」「PL-200」いずれか一つのAssociate資格の保有が必須です。

⑩  Power Platform エンジニア

ローコードでアプリ・自動化ソリューションを構築する Power Platform 活用能力 を証明します。

  • PL-900(★) Power Apps, Automate, Dataverse  など、ローコード開発の基礎と Power Platform の全体構造に関する知識が問われます

  • PL-400(★★)カスタムコネクタ、プラグイン、拡張コードなど、Power Platform をプロ開発レベルで拡張する技術知識が問われます

  • PL-500(★★) RPA 設計、Power Automate Desktop、業務自動化など、人手作業を自動化するためのボット開発知識が問われます

  • PL-600(★★★) 要件整理、データ設計、ガバナンスなど、Power Platform ソリューションを包括的に設計するアーキテクト知識が問われます
    ※認定にはPL-600の合格に加え、「PL-400」「PL-200」のいずれかのAssociate資格の保有が必須です。

⑪  Dynamics 365 開発 エンジニア

ERP/CRM を拡張して業務要件を実装する Dynamics 365 開発・設計能力 を証明します。

  • MB-500(★★) X++、拡張、データ構造など、F&O をカスタマイズし業務要件を実装するための開発知識が問われます

  • MB-820(★★) 拡張、ワークフロー、レポート開発など、Business Central を企業向けに最適化する開発知識が問われます

  • MB-700(★★★) 業務分析、統合設計、全体ガバナンスなど、エンタープライズ ERP を設計するアーキテクト知識が問われます

    ※認定にはMB-700の合格に加え、「MB-500」「MB-330」「MB-310」いずれか一つのAssociate資格の保有が必須です。

⑫ GitHubエンジニア系

GitHub の自動化・セキュリティ・運用を行う DevOps / GitHub 管理能力 を証明します。
※GitHub系の資格は、有効期限が「2年」。更新には再受験(有料)が必要であることをご注意ください。

  • GH-900(★)GitHub のワークフロー、リポジトリ、CI/CD 基礎など、現代の開発プロセスに必須となるソース管理知識が問われます

  • GH-500(★★) 脅威検出、コードスキャン、シークレット保護など、安全なソフトウェア開発を実現するセキュリティ知識が問われます

  • GH-300(★★) Copilot 活用、AI 補助開発など、AI を使って開発効率を最大化するための実践知識が問われます

  • GH-200(★★) CI/CD 設計、ワークフロー構築、自動化など、開発からデリバリーまでを自動化するための DevOps 知識が問われます

  • GH-100(★★) 組織管理、認証、セキュリティ制御など、GitHub Enterprise を運用するための管理知識が問われます

⑬ ビジネス系

業務プロセスを分析し改善する CRM / ERP コンサルティング能力 を証明します。

CRM系(顧客関係管理)

  • MB-910(★) 顧客管理、セールス/サービスの基本など、CRM の価値と Dynamics 365 CE の全体像を理解するための基礎知識が問われます※2025年12月31日に廃止予定の試験です。

  • PL-200(★★) 要件整理、アプリ構成、Dataverse 管理など、業務課題をローコードで解決するためのコンサルティング知識が問われます

  • MB-280 / MB-230 / MB-240(★★) CX/CS/FS の業務プロセスなど、CRM 領域の専門業務を改善するための実務知識が問われます

ERP系(基幹業務システム)

  • MB-920(★) 財務・販売・供給などの概念など、ERP 全体の仕組みを理解するための基礎知識が問われます※2025年12月31日に廃止予定の試験です。

  • MB-800(★★) 財務/販売プロセス、設定、拡張など、Business Central の基幹業務を設計する業務知識が問われます

  • MB-310 / MB-330 / MB-335(★★) 財務管理、在庫、SCM など、企業の基幹業務を改善・最適化するコンサルティング知識が問われます

4. さいごに

最後まで読んでくださり、誠にありがとうございます。
Microsoftの認定資格はアップデートが頻繁に起こり、数年前までの情報はすぐにレガシーとなってしまいますので、
実際に受験を考えた際は「必ず」最新情報をご自身で確認ください。
【参考】Microsoft資格検索URL
https://learn.microsoft.com/ja-jp/credentials/browse/

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