我が家のProxmox環境

はじめに

2024年初頭に秋葉原で買ってきた中古デスクトップパソコンでProxmoxを動かしてからおよそ1年。我が家のProxmox環境とProxmox導入からインストールまでの体験記をご紹介します。

  1. 自宅環境の目的
  2. Proxmox導入時に検討した他の仮想化基盤
  3. Proxmox導入を決めたきっかけ
  4. 筐体の購入
  5. パーツ(SSD、メモリの購入)
  6. Proxmoxインストール
  7. Proxmoxインストール後にやること

自宅環境の目的

  • 自宅でLinux、Window、仮想ルーターなどの動作確認用の検証基盤

Proxmox導入時に検討した他の仮想化基盤

  • Nutanix Community Edition
    • Nutanix Community Edition(以下Nutanix CE)は製品版Nutanixとほぼ同じように動くので面白いが、環境構築に必要なリソースが多い(CVMに最低RAM10GB必要)
      参考:Nutanix CE で CVM のメモリ割り当てを製品仕様より下げてみる。
      https://blog.ntnx.jp/entry/2017/10/09/013517
  • VMware ESXi、Workstation
    • Broadcomによる買収が決まっていたため、今後どうなるかわからず採用断念。

Proxmox導入を決めたきっかけ

  • 社内の先輩からの紹介
    • VMware買収の話から次の仮想基盤はどこが有力か?という話からProxmoxを教えていただいた(鈴木さん)
  • 必要なリソースが少ない
    • 自宅検証なのでハードウェアのリソース要求が低いものが良かった
      • ProxmoxはRAM1GB以上あれば動く
        参考:System Requirements
        https://www.proxmox.com/en/proxmox-virtual-environment/requirements
  • Proxmoxコミュニティが活発、情報量が多い
    • Proxmoxコミュニティは投稿が多く、回答も多い印象。知りたい情報は英語で検索すればある程度出てきそうな印象を持ったため。
            ※製品版、OSS問わずコミュニティ活性度は選定時に重要!
      • 製品情報を知りたいときにドキュメントに情報がないケースは多々ある
      • プロフェッショナルサービスなどにお金を出せば情報は得られるがめちゃめちゃ高い(個人で購入できるものではない、企業契約でもNGとなりそうな金額感)
      • コミュニティが活発だと利用者が増える→質問が増える→回答が増える→情報が充実するという連鎖が生まれる
        • 例:AWS(日本の場合)
          • JAWS-UG登録者6万人越え
          • 日本でAWSの採用が増えたのはAWSの市場評価、機能、価格面だけでなく活発なコミュニティがあったから
  • クラウドより安い
    • 検証機材を家に置くと邪魔なので嫌でしたが、費用はオンプレの方が安いので購入。
    • 会社にも個人検証で利用可能なオンプレ&AWS検証基盤はありますが、手元にあるほうが自由度は高いので。

筐体の購入

  • DELL OptiPlex3070の中古を1台購入
    • 購入した理由
      • 筐体サイズが小さめ(訪問時の在庫で)
        • 自宅に大きな筐体があると邪魔!
    • CPUが在庫の中で比較的良さそうだった(Intel i3-9300、価格考慮込み)
    • 値段が手頃だった(筐体のみで8000円)
      • 秋葉原のショップインバースで購入
        • https://www.shop-inverse.com/

パーツ(SSD、メモリの購入)

  • SSD
    • SATA: 2.5インチ SSD 240GB(KIOXIA )
      • 秋葉原のあきばおーで購入3700円くらい
    • m2.SATA: 500GB(KIOXIA)
      • 秋葉原で購入※たぶんツクモかあきばおー(値段不明)
    • 2.5インチ→3.5インチ変換マウントキット
      • Amazonで購入(400円くらい)
  • メモリ
    • DDR4 2666 PC4-21300: 16GB×2 (CFD Standard)
      • Amazonで購入(8000円くらい)
  • ハードウェア購入費
    • 総額2~3万円くらい

Proxmox インストール

  • ISOダウンロードしてUSBインストーラー作成
    • Proxmoxドキュメント
      Get Started

      https://www.proxmox.com/en/proxmox-virtual-environment/get-started
    • ISO→USBインストーラーの作成
      • Rufusなどで

Proxmoxインストール

本記事の末尾にインストール時のキャプチャを添付(古いので参考にはならないかも)
インストール時の出来事
  • NICドライバーでつまづく
    • コミュニティで検索して解決!

Proxmoxインストール後にやること 

  • virtio isoイメージアップロード
    Windows仮想マシン作成時はWindowsインストール時のディスク認識で必ず必要になります。Nutanix CEを経験したことがある人は同じような感じです。
    参考:
    【Nutanix CE】Nutanix CEを試してみた その10 Windows10をインストールしてみた
    https://techblog-cidept.blogspot.com/2019/12/nutanix-cenutanix-ce10windows10.html

  • 仮想マシン作成
    簡単にできるので割愛します
  • 検証環境のメンテナンス
    月1程度でGUIからアップデート

最後に

Proxmox導入して約1年。日々の検証で大活躍。環境を持っていてよかった。これが無ければ解決できなかった疑問もいくつもありました。個人レベルの検証ではトラブルもなくほぼ毎日利用できています。タフスにはProxmoxに詳しい人がいるので、もしProxmoxにチャレンジしてみたい人で支援が必要な場合は、上長かスキルアップ支援にご連絡ください。それでは。

おまけ:Proxmoxで遭遇したこと

  • HDDはめちゃめちゃ遅い
    • SSD買いましょう。HDDはおすすめしません。デスクトップPCをProxmoxで利用する場合、同時起動できる仮想マシンもそれほど多くならないと思いますので仮想マシンストレージとして大容量ディスクは不要かと思います。データ置き場が欲しいならSynology、TeraStationなど市販のNASを買う、FreeNASやRaspberry pi などで環境構築するなどProxmoxの外部で用意するほうが良いと思います。今は円安でRaspberry piの値段が高いのでRaspberry pi買うよりも 秋葉原の中古PCを買ってNASにする方が良いと思います。
  • Windows のエージェントが認識されない
    • Virtio-winーgt-x64のインストールしたら解消された
  • VMテンプレートから仮想マシンを展開するときはストレージの名前順で優先使用が決まる
  • Windowsでシリアルナンバーを割り当てたい場合、BIOSをUEFIバージョン8にしないと適用されない。(2024/2/2調査)
  • ライブマイグレーションを利用したいなら共有ストレージと10GNICを検討
    • Raspberry pi のNASに仮想マシン作成してライブマイグレーションしてみましたが遅すぎ。。
    • そのうち10GNICと10GのL2スイッチを入手したら3台構成にしてCephを組もうかと思います。

おまけ:インストール時のメモ

以下、8.1インストール時の思い出(メモ)


インストーラー起動時


NICが見つからない!


Proxmoxコミュニティから情報検索して解消!


EULAを承諾する


インストール先を選択


ロケーション、タイムゾーン、キーボードレイアウト設定


rootパスワード、Eメールアドレス設定


ネットワーク設定


インストール開始


ロケーション、タイムゾーン、キーボードレイアウト設定


パスワード、Eメール設定



ネットワーク設定


ホスト名を数字だけにしたら怒られた


ホスト名修正


サマリ確認


インストール


インストール完了

おまけ:2台目購入
ライブマイグレーションがやってみたいので購入しました。インストールしようとおもったらSATAケーブルがなかったので後日発注。中古PC買うときは筐体の中をちゃんと確認しましょう。

筐体
  • DELL Vostro 3471の中古を1台購入
購入理由
  • 筐体サイズが小さめ
  • CPUと値段(Intel i3-9300、価格考慮込み8000円→土日値引きで5000円)
    ※live migrationをやってみたいのでCPUを1台目と合わせた。
    ※Intel i3-9300で問題なく動いている
  • 秋葉原のショップインバースで購入
    • 買うなら土日がおすすめ!3000円引きは大きい。
パーツ(SSD、メモリの購入)
  • SSD
    • m2.SATA: 512GB(WINTEN)
      • 楽天で購入(4280円)
      • AmazonでSSDを購入したらm2.NVMeで認識せずm2.SATAを買い直し。
    • SATA: 2.5インチSSD 480GB(KIOXIA)
      • Amazonで購入(4000円くらい)
    • 2.5インチ→3.5インチ変換マウントキット
      • Amazonで購入(400円くらい)
  • メモリ
    • DDR4 2666 PC4-21300: 16GB×2(シリコンパワー)
      • Amazonで購入(7000円くらい)
  • ハードウェア購入費
    • 総額2万円ちょっと

おまけ:アプリ仮想化 鬼十則

このブログを書いていて思い出したこと。私が以前お世話になった現場で掲示されていた
「アプリ仮想化 鬼十則」の張り紙。

一、過去の経験と照らし合わせろ。
  閉じこもるな、一人で考えるな、感じろ。

二、目の前の情報から目をそらすな。
  エラーメッセージ、ログを調べろ。

三、世界初の問題なのか、  世界は広い
  先人の知恵を検索しろ、拝借しろ。

四、インストール手順にミスは、ないのか
  自信が無いなら、確信できるまで繰り返せ。

五、クリーンな環境なのか
  端末、作成環境は本当にクリーンなのか
  自信が無いなら、入れ直せ。

六、インストールされているアプリを洗い出せ、
  環境全てを掌握しろ。

七、実行ユーザーの権限を確認しろ。
  複数のユーザーで試せ。

八、正常に動作する環境を全力で作れ、
  再現環境をクリーンな状態から作れ。

九、仮想化中は八方に気を配って、一分の隙も
  あってはならぬ、仮想化とはそのようなものだ。

十、強い「心」を持て、諦めず、粘り強く、
  アプリの気持ちになれ。

検証しているとアプリ仮想化に限らず同様の事象に遭遇するケースがあります。検証しているとたまにこれを思い出します。

引用元:アプリ仮想化 「鬼十則」

コメント

  1. 其の十は特に記憶に残ってますよ(あの当時奉行からよく聞かされていたw)

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  2. 十、強い「心」を持て、諦めず、粘り強く、
    アプリの気持ちになれ。

    返信削除

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