最後なので、VMware SD-WANについて書いてみる その2
VMware SD-WANの備忘録 その2
VMware SD-WANのプロファイル
VMware SD-WAN Edgeの設定テンプレートのようなものです。拠点間VPNで通信制御したい場合にも異なるプロファイルを「隔離」することで実現できます。Edgeに設定されているプロファイルを異なるプロファイルに変更することもできます。Edgeの個別設定からプロファイルの設定を上書きすることもできます。ファイアウォールやビジネスポリシーでは、プロファイルのルールの上にEdgeの個別ルールが設定されます。
VMware SD-WANのセグメント
セグメントは、VRF、VLANのような通信範囲を隔離するVMware SD-WANの機能です。
セグメントごとにルーティングやVPN設定が異なります。セグメント間のルーティングはできません。セグメントに対応している機能としていない機能があります。
VMware SD-WAN Edgeのビジネスポリシー
ビジネスポリシーは、QoSの機能です。あらかじめアプリケーションごとに割り当てられている重みづけを利用して優先度を変更します。また、ルールに該当するトラフィックを任意のWANへローカルブレイクアウトしたり、複数のWANで分散してトラフィックを流すこともできます。ビジネスポリシーのルールの中でWANリンクのアグリゲーションなどDMPOを利用する機能はVCMPトンネルを利用するトラフィックで利用できます。
ビジネスポリシーの適用順は、FW>ルーティングの後です。そのため、ルーティングによっては意図しない動作になる場合があります。
VMware SD-WAN Edgeのファイアウォール
ステートフル、ステートレスファイアウォールを利用できます。
最新のバージョンでは、EFS(Enhanced Firewall Service)というIDPSも利用できます。
今後、機能拡張されるかもしれませんので最新情報をチェックしてください。
VMware SD-WAN EdgeのNAT
VMware SD-WANのNATは3つあります。
- ファイアウォールNAT
- LAN側NAT
- ビジネスポリシーNAT
ファイアウォールNATは1:1NATやポートフォワードなど公開サーバーなどで必要なインターネット側からLAN側へのNATを設定できます。LAN側NATは、オーバーレイで使用するNATです。主に拠点のネットワークアドレスが重複するようなケースで利用します。ビジネスポリシーNATは、GatewayでNATします。
VMware SD-WAN Edgeの冗長構成
VMware SD-WAN Edgeの冗長構成には以下の2つあります。
- HA
- クラスタ
クラスタは「ハブ」Edgeで利用できるステートレスな冗長構成です。複数のハブEdgeを論理的に1つのグループにするだけなので、クラスタメンバー間でルーティングなどは直接同期しません。そのため、ハブEdgeのLAN側でBGPを有効にして、ハブEdgeとハブ拠点のL3スイッチなどでBGPを構成する必要があります。ステートレスなのでスケールさせたい場合は楽にできます。
最後に
機能の概要は、おそらく、その1とその2で1/3から半分くらいは網羅しているような気がします。VMware SD-WANに関する情報収集方法をφ(..)メモメモ
VMware Docsは、その1でご紹介したオペレーター、パートナー、カスタマーを理解して読めば8割くらいは理解できるような気がします。※診断バンドルの確認方法など書かれていないことも多々あった気がしますが。。VMware KBは必読です。ここに重要な情報があることが多いです。新しい内容を知りたい場合は、VMware USのWebセミナーがおすすめです。
私個人としては、VMware SD-WANはそれほど難しいネットワークを組まないのであれば、使いやすいかなと思います。特に自分で管理したいような管理者さんであまりコマンドとか詳しくないような人にはおすすめのサービスです。有線、無線(LTE・5G、衛星)、閉域網とWAN種別問わず利用することができるので、簡単に回線増設や代替経路確保できて良いかなと思います。Broadcom買収により今後どのように進化するのか楽しみです。
それでは。
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