VMware Explore 2023 Tokyoに参加してきた

買収前最後のイベントになったVMware EXPLORE 2023

11月14日、15日に芝公園のザ・プリンス パークタワー東京で開催されたVMware Explore 2023 Tokyoに参加しました。BroadcomによるVMware買収が10月末という噂が流れていたため、買収後の日本初イベントになるかと思っていましたが、買収が11月に延びたため、買収前最後の大規模イベントとなりました。基調講演、展示会場、セッションについて、ご紹介したいと思います。

基調講演


初日、2日目ともに満席にはならず、空席が多かった印象です。最近では、オンラインで視聴できるようになったことも原因の1つかと思います。初日の基調講演でさえ、入口付近の2ブロックがガラガラでした。私が現地で参加した中では、人が一番少なかったような気がします。


ガランとした会場。ちょっと寂しいですね、、。
初日の基調講演の前半は、バルセロナと同じような内容だったのであまり新鮮さもなかったです。Broadcomのホックタンが日本でも登壇して挨拶したのには驚きました。基調講演の詳細は、メディアで紹介されていますので割愛します。

展示会場


展示会場は、2日ともに人が多く感じました。(関係者が多いかもしれませんが)


特にAWSブースでは、デモが始まると多くの人が足を止めていたように思います。VMC on AWSのセッションが比較的多かったこともあるかと思います。(少なくともVMwareがプッシュしたい注力商材の1つであるようには見える)来場者の関心が高いと感じました。


私が展示会場で一番気になったのはこれです↑
DELLのEdgeコンピューティング製品です。これ1台でVSAN組める=サーバーが複数台載っているそうです。お値段はそれなりにお高いそうです、、、。

セッション

私が受講したセッションのほとんどは、私個人的にどれも内容がおもしろくて大満足でした。以前は、セッション選択が悪かったのか面白くない、、と思う年もありましたが、今年は当たり年でした。セッションはWebページで満席になっているものが多数ありましたが、会場には来ない方が多数いたため、客席には人がまばらのガラガラのセッションもありました。私が受講した中では、VMC on AWSやNSX(HCX含む)のセッションは集客が良かったように思います。

受講して面白かったセッション

・VMC on AWSのセッション
 一番印象に残ったのが、AWSインスタンスの使用状況によっては、「VMC on AWSを利用することでコスト削減できます!」ということでした。VMC on AWSは、vSphereなのでリソースの限り仮想マシンを載せて動かしても「VMC on AWSクラスタ」の料金になるので、コストが抑えられるケースがあるのだとか、、、。今までVMC on AWSは、高くて案件にはまらない、、と聞いた気がしますが、AWSの利用料金が高くて困ってる、、という企業にとっては良い選択肢になるかもしれません。。
※AWSインスタンスからvSphereへの移行は、vCenter Converter Standaloneでできそうです。実際にやったことはないので、そのうち、やってみようかと思います。

・NSX VPCのセッション
 NSXのコントロールプレーンを分離してマルチテナントを可能とする仕組みです。 
T1 Gatewayがテナントの境界となり、ユーザーが簡単にNSXの機能を利用できるようにするものだそうです。(その代わり、ユーザーはあれこれ細かい操作はできない)
これだけでも面白いのですが、さらに面白いのが将来的にパブリッククラウドを含めたマルチクラウドでNSX VPCを利用できるようにしようとしていることです。実現してリリースされたら面白そうだなと思いました。

・HCXのセッション
 クラウドとオンプレのvSphereを接続する際に移行要件によっては”必須”となるHCX。これの動作詳細のセッションがあり、とても勉強になりました。vSphere→VMCクラウド移行では、利用用途が多いかと思います。将来的に移行案件に携わる人は、このオンデマンドは見ておいても損がないかな、と思います。

・Edge コンピューティングのセッション
 Edgeコンピューティングをクラウドのコンソールで集中管理して、しかも、SD-WANのようにゼロタッチ プロビジョニングまでできるようにすることを目指しているそうです。これが利用できれば、拠点などの規模や使用感によっては、これで初期デプロイすれば良さそうな気がしました。まだリリース前ですが、今後がとても楽しみです。
※DELLのEdgeコンピューティング筐体もそれなりにお値段するそうなので、総額いくらになるのか、、とは思いますが。

・SafeCoder
 2日目の基調講演で紹介された”SafeCoder”。コードのコメントを書くとコードが自動生成されるというもので、まだベータかその前の段階のような感じに見えましたが、近い将来このようなサービスが出てくるようです。

残念だったセッション

・VMware SASE
 BroadcomにはSymantecがあるため、私はVMware SASEは買収による影響を受けるだろうと予測していました。セッションでは、買収前ということもあり話せる内容が限られていたのかと思います。特に新しい内容も聞けず、正直面白くなかったです。

そして、先日の買収発表後、早々にVMware SASEのコンポーネントの1つであったVMware Secure AccessのEOAが発表されました。先日買収したVPNクライアント製品”SD-Access”に1本化するようです。SD-Accessは、VMware SD-WANのようにクラウドで集中管理するクライアントVPN製品です。PCだけでなくスマートフォンでも利用できるため、様々なOSやデバイスで利用できます。そのため、今後のIoT含め、用途は広そうなので、今後どのようにVMware SASEが形成されていくのかはとても楽しみではあります。

セッションはオンデマンドで見れます!

セッションがオンデマンドで見られるようになっていますので、ご興味あるセッションをぜひご覧いただければと思います。また、セッション資料は、社内のGoogleドライブにアップしてありますので、よろしければあわせてご確認ください。

イベントに参加した感想

イベント最終日には、VMwareのボールペンやカレンダーが展示会場や人通りの多い通路に大量に置かれており、お持ち帰り自由になっていました。VMware として最後のイベントということもあり、少し寂しい感じがしました。技術セッションは、毎年おもしろい内容のセッションが増えていた印象です。VMwareは、買収によりBroadcomの1つのサービスになります。このイベントの次の開催は未定と聞いていますが、また開催されることを心より願っております。

余談その1:イベント受付は自動化されていた

昔ならイベント会場に行くと有人カウンターで受付して、バッチをもらって会場へという流れが一般的だったと思いますが、今回のイベントでは受付は自動化されていて、受付の人は最小化されていました。


受付は、システムからQRコードをダウンロードしておき、会場のバーコードリーダーにかざすとプリンターからバッチが印刷されて出てくる仕組みでした。個人的には、こちらの方が早くて楽で便利でした。他のイベントもこれにして欲しい。。

余談その2:会場周辺のランチ

芝公園が会場になると、たまに聞くのが「ランチ難民」。ランチ難民にはおそらく2つ意味があり、”①セッション詰め込みでランチ食べる時間がない”、”②会場から少し離れたところに行かないと手ごろな店がない”のどちらかかな、と推測しております。今回、2日共によいお店に出会えた気がしますので、ご紹介します。


1つめは、Bistro Qualite Prix(ビストロ カリテプリ)。
サラダもお代わりできるというお店。価格が手ごろなのにボリューム満点。食べ過ぎるとおなかが苦しくて午後のセッション受講がつらくなるのでご注意ください。


私は、ここのマトンカレーが好みの味でとてもよかったです。

それでは。

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