Palo Alto「シングルベンダーSASEサミット」に参加してきた
キーワードは、コンソリと可視化
Palo Altoの「シングルベンダーSASEサミット」というセミナーに参加してきました。
SASEは、ガートナーが提唱したものです。ガートナーは、IT製品やサービスごとに「マジッククアドラント」という市場調査レポートを公表していますが、最近までSASEのマジッククアドラントは存在しませんでした。今年、とうとう「シングルベンダーSASE」のマジッククアドラントが公表されたのですが、数あるベンダーの中で唯一リーダーポジションにノミネートされたのが「Palo Alto」でした。そのPalo Altoが「シングルベンダーSASE」という名でセミナーを開催するというので参加してきました。
当日のアジェンダ
当日のアジェンダはこんな感じでした。
- 開会のご挨拶
パロアルトネットワークス株式会社
- SASEの最新動向とユーザー企業の今後のチャレンジ
ガートナージャパン株式会社 池田 氏
- セキュリティとネットワークの統合とAIによるNext Step
パロアルトネットワークス株式会社
- SASEから始めるセキュリティトランスフォーメーション
パロアルトネットワークス株式会社
- ユーザー対談:SASE を活用した基盤の統合と次なる
株式会社セブン&アイ・ホールディングス
パロアルトネットワークス株式会社
会場の雰囲気
私は、セミナー会場の参加者はそのプロダクトや製品を扱う層を表すと思っています。
インフラ系はスーツやビジネスカジュアルの人がほとんどですし、AWSなどは私服の人の方が多い印象です。Palo Altoのセミナーは大半がスーツで来ている人でした。
※何が言いたいのかと言うと、イベントに合わせて服装選ばないと会場で目立ちます。(AWS系にスーツでいくと逆に目立つことがある)
ガートナーのセッションの中でユーザー企業なのか、リセラーなのか、挙手する会場アンケートを取っていたのですが、当日の参加者の割合は、ユーザー企業が3~4割、リセラーが6~7割くらいでした。
当日の資料
Googleドライブの以下のフォルダにおいてあります。
Googleドライブで以下のファイル名を検索してください。
- セキュリティとネットワークの統合とAIによるNext Step
- SASEから始めるセキュリティトランスフォーメーション
今回のセミナーで印象に残った話
- IT製品の値上げと為替、成長
ガートナーのセッションの中で、最近のIT製品値上げについて、「北米経済の成長に 伴い値段が上がっている。日本は成長がない&為替要因により値上げについていけない」
- 製品統合→人員削減
ユーザーとPalo Altoのセッションでユーザー企業が「ライセンス費が高い。将来的に製品統合して、できるものなら必要な人員を減らして費用削減、、」 - 拠点LAN廃止
拠点がとても多いため、拠点LANの管理が大変。クライアントのLTE+SSEでできるものなら拠点LANは廃止したい
→ これは私にはかなり衝撃的でした、、
新たな技術が出てくると新たな考えが出てきますね。 - マジッククアドラントの作り方
機能、ユーザー、ロードマップをベンダーから提供してもらい、アナリストチームでレビュー。ガートナからベンダーに提出、承認されたものが公開される。
- SASEはまだ発展途上だが浸透は早い
日本国内3~4割導入済み(全社導入なのか、部分導入なのかなど詳細は不明)
ガートナーがSASEを言い始めたのは2019年。4年くらいでこの浸透は早い。 - 1か月間の脅威検出数の例
登壇していたユーザー企業の脅威検出数(マルウェア、フィッシング、C2、Grayware、脆弱性)は4000件/月くらい
感想
統合
アメリカの大企業の多くは、数多くのセキュリティ製品の運用に悩んでおり、セキュリティ製品を統合(コンソリ)したいという企業が増えている。Palo Altoは多数のセキュリティ製品を提供している。Palo Altoのセキュリティ製品群に統合(コンソリ)しましょう!というわかりやすいセミナーでした。
SASE第2章
イベントの中で1つのベンダーがSSEとSD-WANを提供する「シングルベンダーSASE」は、SASEの第2章だ、、と言っていましたが、その通りかなと思います。
2021、2022年頃は、SASEやSSEをテーマにしたセミナーが多数開催されていましたが。2023年はSASEテーマのセミナーが少し少なくなった印象です。
SASEは、SSE+SD-WANですが、今までのSASE/SSEは、SASE構成要素の1つ+αに強い企業がほとんどだったかと思います。SSE+SASE=シングルベンダーSASEがPaloAlto以外に増えてきたら、また「シングルベンダーSASE」の話題が増えてくるのかな、と思います。
ただ、マイクロソフトがSSEに入ってきたため、マイクロソフトが今後どのようにサービスを拡大していくのかはチェックしておきたいです。
私が思う今後のSASE
今後のSASEでは、以下がキーワードになりそうです。
- 1社で多くの製品を提供する「統合」
- トラフィックの可視化
1社で多くの製品を提供する「統合」
こちらは、多くのセキュリティ製品を1社でまとめましょう!という、私たちの日常生活でもよくあるサービス「おまとめ系」の話です。ただ、ベンダーロックインを嫌う企業や頑張って1社にまとめたけれど使い勝手が悪い、結局サポートが内部で分かれていて運用がさほど楽にならない、、などのケースもある気はしますが。まだシングルベンダーSASEは成長段階な気がするのでここから数年で各社からどのようなサービスが出てくるのかは楽しみです。
トラフィックの可視化
トラフィック可視化は、今後SASE製品の大きな要素になるのかな、と思います。他社製品でも可視化には注力している印象です。そのうち、可視化=収集したデータとAIを活用して、トラブル対応や通信の最適化をしてくれる時代が来るのかもしれませんね。
セキュリティ投資のロードマップ
Paloが提案する順
既存投資>SASE>CNAPP>XDR>SOAR
※EDRは入っている前提でXDRに乗り換え?
Palo AltoのRBI
知らなかったのですが、Palo Altoは、RBI(Remote Browser Isolation)ベンダーのTALONという会社を買収していたのですね。RBIが使えるとクライアントセキュリティはかなり向上すると思いますのでどんなものなのか、気になります。
最後に
これから先、シングルベンダーSASEが中心になるのか、それともSSEが中心になるのか、、引き続き、情報収集していきたいと思います。
新技術の登場で新しい考えなどが出てきて業務内容もガラッと変わる可能性があるため、基礎力の向上、資格取得など勉強はちゃんとしておこうと思いました。。
それでは。

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