ついにサポート終了したData Ontap 7modeを供養する
はじめに
古のNetappOSであるDataOntap7mode(以下7mode)
お世話(苦しめられた)になった人も多かったOSですがCluster Ontapで完全刷新され、今ではOntap9となり過去の遺物と成り果てて2022年末にサポートが完全終了されました。
と、言われながら今年移行作業を行なった事もあり、
さようなら7modeということで最後に完全版の移行手順を特級呪物として残しておきます。
この手順が二度と陽の目を見ませんように。。。
1. 7modeの情報取得
移行元の情報を引っ張らないと話にならないです。そんな時はJavaで動作するOncommand managerの出番です。
と思いきやそんなわけ無い!もはや最新OSにセットアップする事すら困難です。
頑張って動かしてもすぐに固まり、設定変更もままならない。という事でCLIベースでやるしかないわけです。
ただ今のOntapとは色々と差異があるので、コマンドとOption、構成ファイルのマッピングはここで確認しておきます。
7-Mode 管理者用の clustered Data ONTAP のコマンド、オプション、構成ファイルの対応マップ
基本情報収集
ざっくり基本的な構成情報を取得。
>sysconfig -A
>ifconfig -a
>ifgrp status
>options
>rdfile /etc/rc
>rdfile /etc/resolv.conf
>rdfile /etc/hosts
>rdfile /etc/rc
>rdfile /etc/resolv.conf
>rdfile /etc/hosts
>snapmirror status
>snapmirror status -l
>rdfile /etc/snapmirror.conf
>df -h
>df -i
>cifs domaininfo
>cifs shares
vfiler情報収集
vfiler毎のOptionsやShare設定とか普通に打っても意味がない。
vFiler側を指定して情報を取っておきます。(現行のsystem node runみたいなイメージ)
QtreeはSnapmirrorで移行されるので必要な情報はOptionsとクォータと共有設定あたりです。
>vfiler run 7modevfiler cifs shares
>vfiler run 7modevfiler qtree status
>vfiler run 7modevfiler quota status
>vfiler run 7modevfiler options
2.移行環境準備
基本的に移行できるのはボリュームだけです。
vFilerは移行できません。
vFilerは移行できません!
大事なことなので2回言いました。
移行先はSVMになるのですが互換性がないのでvfilerの構成情報から新規でSVMを作ります。(省略)
7mode側準備
実は特にはないのですがポイントとしては以下ぐらい。
- 移行データを専用ポートで利用するならNICにIPを付与して移行先Netappと直結しましょう。
- Snapmirrorを許可できるようにしておく
- options snapmirror.access all
移行先Netapp準備
- 移行先ボリュームを作成
- Snapmirrorの受け先となるためDPボリュームを作成します。System managerでは作成できないのでCLIで作成します。
>volume create -vserver Mig-svm -volume vol_cifs_dst -aggregate netapp_01_Aggr01 -type DP -size 100GB
3.Snapmirror作成
ここまで準備したらSnapmirrorを構成してボリュームを転送するだけです。
Peer構築
初めにPeerを構築します。例によってSystemManagerではできないのでCLIです。
7modeの接続先は[xxx.xxx.xxx.xxx],移行先Netapp接続先[yyy.yyy.yyy.yyy],移行元Volは[vol_cifs]で設定
> vserver peer transition create -local-vserver Mig-svm -src-filer-name xxx.xxx.xxx.xxx
> vserver peer transition show
Vserver Source Filer Multi Path Address Local LIFs
------- ------------ ----------------- ---------------
Mig-svm xxx.xxx.xxx.xxx - -
Mig-svm yyy.yyy.yyy.yyy
yyy.yyy.yyy.yyy
-
2 entries were displayed.
Snapmirror構築
Peerが構築できたらSnapmirrorを設定していきます。こっちもCLIオンリー。
ポイントはTypeを"TDP"にする必要があります。
> snapmirror create -source-path xxx.xxx.xxx.xxx:vol_cifs -destination-path Mig-svm:vol_cifs_dst -type TDP
- snapmirror確認
> snapmirror show
- イニシャライズ
> snapmirror initialize -destination-path Mig-svm:vol_cifs_dst
- 状況確認
> snapmirror show -instance
- 再同期
> snapmirror update -destination-path Mig-svm:vol_cifs_dst
4.最終切り替え
最終切り替えは7mode側のサービスを停止してsnapmirror同期を行い切り離して移行先のSVMを切り替え後のホスト名とIPアドレスにして完了です。
今回は各ファイルサーバのホスト名とIPアドレスは引き継ぐのでそれぞれで変更しています。
-
7Mode側IPアドレス変更
>vfiler add 7modevfiler -i "退避用IP" >vfiler run 7modevfiler setup Change binding for vfiler IP address "現行IP?" [n]: y ※現行IP削除のために変更 Configure vfiler IP address "現行IP?"" [y]: n ※設定しないのでNo Configure vfiler IP address "退避用IP?"" [y]: y ※新IPを設定「Yes」 Interface to assign this address to {vi0}: vi0 ※バインドするポート指定 残りはデフォルト指定のまま -
7mode側ホスト名を変更
>vfiler run 7modevfiler cifs terminate ※ホスト名変更のためにCifsを停止 >vfiler run 7modevfiler cifs setup デフォルト指定で進める Enter the CIFS server name for the filer []: 7modevfiler-tmp ※退避用にホスト名に変更する 残りはデフォルト指定のまま -
最終同期を実施
ホスト名とIPアドレスを変更したことでクライアントアクセスが遮断されるので、データの最終同期を実施
> snapmirror update -destination-path Mig-svm:vol_cifs_dst
-
Netapp側SVMIPアドレスホスト名変更
Netapp側のSVMを最終的なホスト名(今回は7modevfiler)とIPアドレスに変更します。>network interface modify -vserver Mig-svm -lif Mig-svm_lif -address "現行IPアドレス" >vserver cifs modify -vserver Mig-svm -status-admin down >vserver cifs modify -vserver Mig-svm -cifs-server 7modevfiler -
Snapshot関係を削除
これによりDPからRWへ属性変更
> snapmirror break -destination-path Mig-svm:vol_cifs_dst
> volume show
- ファイルシステムの固定サイズを削除。
これにより利用サイズへボリュームサイズが変更される
> volume modify -vserver Mig-svm -volume vol_cifs_dst -filesys-size-fixed false
5.移行後のSVM調整
この後は移行後の調整をして切り替え完了です。
大体Ontap9のSystem Managerでできる作業なので詳細は割愛します。
- 移行したボリュームをSVMへマウント
- ファイルサーバ設定
- ボリュームサイズ調整
- Qtree確認
- 共有設定
- クォータ設定
- Snapshot,Snapmirror保護設定
これで完了です。お疲れ様でした。
終わりに
7modeへの移行は7MTツールがリリースされてますが、
中の人曰く上記の作業をツールでやってるとのことなので動きを理解してるなら手動でやった方が良いとの事でした。
今後運悪く扱うことになった人は参考してください。
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